・瓶泥舎コレクションのご紹介
瓶泥舎コレクションは館長が五十年の歳月をかけ蒐集しました。江戸から明治にかけての吹きガラスやビ-ズ細工の逸品をはじめ、文房具、雛道具、髪飾り、灯火器、ガラス絵、トンボ玉などの珍しい工芸品で構成されています。これらのバリエ-ションに富んだガラスは質・量ともに国内最大級のコレクションです。
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深い緑色に蘭唐草の意匠と、隅入りの形が洒落ている。共箱と思われる桐箱には、「ガラス猪口 拾」と墨書きが残り、元は10客揃いであったと思われる。 |
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3色のガラスビ-ズを約10万粒も使用し、腰板には緑の板ガラスをはめ込んだ屏風。隅田川納涼桟敷や花火大会にと、特別に注文された一点ものと伝えられる。 |
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非常に繊細なガラス棒で囲われた虫籠。土台は蒔絵で、絹紐が掛けられている。由緒ある武家の屋敷で使用されたものだろう。正面には葵の家紋が施されている。 |
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図柄は異なるが、共箱(天保10年 箱書)で伝存する組物である。徳利は鳥の図柄が映えるよう、金箔を粉末状にした消粉(けしふん)と透漆(すきうるし)を混ぜ足場を描いている。 |
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