Bindeisha Vidro-Diamante-Glass Museum |Dogo,Matsuyama,Ehime

びいどろの道具 江戸の粋と遊びごころ  November 25, 2017 - March 11, 2018

日本で本格的にガラスのうつわ作りが始まったのは、17世紀半ば、江戸中期のこと。 16世紀に南蛮船がもたらした透明なガラスは、異国への憧れとあいまって、江戸の人々の心をとらえました。「びいどろ・ぎやまん」の名で呼ばれた和製のガラスは、様々な生活道具となって、裕福な人々の暮らしを優雅に彩ったのです。
瓶泥舎コレクションは、江戸文化を想像させるたくさんの道具を所蔵しています。目にうるわしい、遊びごころいっぱいの作品を一堂に会し、今では見ることのできなくなった日本の手わざを再認識できます。どうぞこの機会に、食器とは違う道具の世界をご覧になってみませんか? 皆様の心に残る楽しい展覧会となるでしょう。

 

  • 中国の影響を受けた文房具は、文人趣味の茶人の間で流行し、「文房飾り」が夏の茶会に華を添え、“見せる” 役割を担っていた。常に新しく粋を好む人々にとって、ガラスは見逃せない素材であったろう。

  • 金地の硯箱の表面を装飾する、色とりどりのビーズは非常に小さく繊細で、直径2㎜に満たない。 蓋を開けると、黒漆、朱漆、金蒔絵で山水人物図が描かれている。

  • 日本のトンボ玉は、種類が豊富でとても愛らしい。筋文、渦巻き文、縄文、巴文など、わずか数センチほどの小さな玉に技法とデザインの限りを尽くしている。トンボ玉は根付、帯締、簪など、粋な装飾アイテムのひとつであったか。

  • 小粋な娘たちに人気があったとされる当時のアクセサリー簪・笄は、装飾性を高め、装身具として発展を遂げた。小さいながらも、愛らしい日本の工芸を凝縮した芸術品だ。